ふたとせめのはなしは邂逅、
毎夜訪れる不可思議な夢の中で、少女はひとりの男と出会う。
CHAMBER OF SECRETS
01 夏季休暇は終わらない
あれは単なる夢で、クィレルはもうどこにもいない。
02 傷口を繋ぐ糸
死喰い人であった過去なら許せる。受け容れられる。
03 無意識下の切り札
その台詞でドラコは全てを悟った。
04 幸福論
やがて皆、私という存在を忘れていく。
05 夢のない眠り
ロックハートって素晴らしいわ。
06 素晴らしい休日
クスクス笑うダリルをアーサーがまたじっと見つめる。
07 片羽根の独占欲
これにサインして貰うのよ。
08 心の置き所
モリーが慈愛ある母親の顔になったのは一瞬だけだった。
09 夜でしか生きれないもの
ルシウスはひたすらに呆れたような声音で、無知な娘を諭す。
10 開く理由
大事な半身、捨てて出ていくことなど出来ない。
11 同日、真逆の結論
ハーマイオニーが合点が言ったというような顔をする。
12 赤い部屋
勉強を教え合ったり、色々楽しそうだ。
13 二日目の午前
手から泥を落とすと、スプラウト先生が“合図”を出した。
14 二日目の午後
床に落ちたピクシーをロンが拾って籠に押し込んでいる。
15 恋うたもの
床に落ちたピクシーをロンが拾って籠に押し込んでいる。
16 大罪
生まれた時から繋がっていた絆を、誰のどんな思想が損ねると言うのか。
17 強欲の果ては、
この日常がずっと続くのだと思えた。
18 影を踏む
グリフィンドールの典型のような少年だった。
19 ピノキオのみた夢
なんでわざわざ仲の悪いこの二つの寮を、一緒の部屋に押し込むのか。
20 有益な情報で不毛な会話をする、たった一つの方法
あら、そんなことが?
21 暗室にて
人を誘う黒の蛇。
22 年上の友達
ハリーは特別だった。
23 思慮深き歯車の恋
やがてヴォルデモートは魔法界へ戻り、闇が空を覆う。
24 駆け引き
人を拒絶し、畏怖させる種類のものだ。
25 闇を照らす明かり
そちら側で幸福になるのも許しはしない。
26 熱
徐々に進めて行けば良いのだと二人は思った。
27 不運な男
それって、寂しいのではない?
28 傲慢について
その焦りからセドリックは禁忌を口にしてしまう。
29 過ぎたる信頼
ハーマイオニーはやれやれと首を振りながらロンのところへ戻っていった。
30 別離
祈るように胸の前で手を組み、ぎゅっと目を瞑った。
31 優しい悪夢
所詮十二歳と十五歳の恋愛など気の迷いだ。
32 クリスマスの魔法
自由に動けない我が身がつくづく恨めしかった。
33 閉ざされた未来を拓く呪文
そのまま世界が暗転する。
34 謎かけ遊び
自分が彼へ向ける感情に、他は関係ない。
35 愚者の瞳
この暗い場所へ貴方を迎えに来るわ。
36 閉じた目の上なら、
そして胸の疼きと、気分の悪さが消えていた。
37 隔たり
スネイプは吐き捨てるように付け加えた。
38 鏡写しの堂々巡り
生意気で愚かで馬鹿で、少しませた十二歳の子供だった。
39 いつか添えることを
顎から垂れた滴がタイルの上に零れていた。
40 そして繰り返される日常
二度目の夏期休暇が始まる。
たくさんのともだちが出来た。はじめての恋をした。はやく大人になりたいと思った。
ともだちでも、好きなひとでもない、あなたのために死のうって、決めた。